長男の妊娠中:性別確定
私は3姉妹の末っ子として育ったこともあり、漠然と将来は3人くらい子どもが欲しいなーと思っていました。
長男の妊娠中、お腹の中の赤ちゃんが男の子だと分かったときに最初に思ったのは
「お父さんとお母さんに男の孫を抱っこさせられる」ということ。
というのも、私が小さい頃「今度こそ男だと思って生まれてきたのがお前だったんだよー」と笑いながら父に話された時、「そうかー。男の子が良かったんだ。一緒にキャッチボールとか、男の子らしいことやりたかったのかなー」なんて思った時期があり、それから洗車やら日曜大工を一緒にやるようになったという切ないエピソードがあるから。
今考えれば、お父さんも軽い気持ちで言ったことだったと思うけど、子どもの頃の私は純粋に「申し訳ない気持ち」になっちゃったんだろうな。子どもは純粋ですね。
とにかく、孫ではあるけど男の子を抱っこさせてあげられると、嬉しい気持ちになったことを覚えています。
次男の妊娠中:性別確定
次男妊娠中、性別がわかる前は
男の子でも女の子でもいいけど、
どっちも育ててみたいから
次は女の子だったら嬉しいなー
と思っていました。そして性別判明の日、ドキドキしながらエコーを見てもらっていると先生から
「はい、男の子だねー」とあっさり言われ、「先生もうちょっとワクワクさせてよ」と思ったのを覚えています。笑
長男・次男は実家に近い産婦人科で出産したのですが、そこの先生が男の先生でそっけない・・・
時々笑ったりもするんですが、ツンデレの割合が2:8くらいなので怖い印象の方が強かったです。
投げつけられる心無い言葉
次男も男の子だと分かった時、「男の子の兄弟、絶対に可愛いじゃん」と思ってウキウキでした。
ただ、この頃から周りの反応に変化を感じるように・・・
「次も男の子なの!?女の子は次に期待ね!」
「1人くらい女の子欲しいね」
「男の子は大変だよー」
「maruから女の子が生まれる感じしないね〜笑」
実母・友人・知らない人(お店で会った人)から言われる優しさの無い言葉。
は?失礼じゃない?
あなたには関係無いことじゃん!!
なんて思っても言う勇気は無く、心の中でイライラ・・・していたはずがいつの間にか弱気になっていました。
まだ次男を出産してもいないのに「男の子じゃいけないのかな・・・」「次の子が男の子だったらどうしよう・・・」と思うように。
救われた夫からの言葉
そんな様子に気がついた夫から言われたのが
俺たちの子どもなんだから、誰が何と言おうが気にしなくていい。
俺は男の子で嬉しいよ。
それに、次の子のこと考えてたら
これから生まれてくる次男が可哀想でしょ。
今はこの子が生まれてくるのを楽しみにしよう。
この言葉に涙が止まりませんでした。
本当にその通りだね、ありがとう。
今はお腹の赤ちゃんが元気に生まれてくることが大事!
あとさ、周りは幸せそうな俺たちが羨ましいだけだよ〜笑
最後の一言に笑ってしまった。本当に夫のこういうのところが好きです。
それからは、心無い言葉をかけられてもスルーすることができるようになりました。もちろん「はいはい、羨ましいのね。私は幸せです〜」っと心の中で思いながら。笑
もちろん中には「性別なんてどっちでもいいのよ。元気に生まれることが一番。女の子でも男の子でも手のかかる子はかかるし、その子の性格次第だから」と声をかけてくれた方もいました(本当に救われた)
三男の妊娠中:性別確定
そんな強メンタルで乗り切った次男の出産でしたが、三男の妊娠中もメンタル撃沈でした。(今だから笑える)
三男は引っ越しの関係で、今までと違う産婦人科でした。
女の先生でとにかく優しい。妊婦の気持ちに寄り添ってくれるので、毎回の検診が楽しみでした。
そしていよいよ性別がわかる頃・・・
エコーの前に先生から「もし分かったら性別は伝える?ちなみに上の子の性別は?」と聞かれ
性別教えて欲しいです。
上は・・・2人とも男の子なんです。
と伝えました。そして先生がエコー開始。
そして割とすぐに「あ。」と先生と私の声が重なった。その後、2人揃って「ありましたね〜」と。
その後も先生は「可愛いね〜。男の子3人じゃ、お母さん大切にされるよ〜」と言ってくれました(優しい)
泣いてスッキリすることもある
診察中は落ち着いていた私でしたが、待合室についてから「また男か・・・」と気持ちが急降下。
そして会計を済まし車に戻ると急に涙が・・・
「また男の子」
「また周りに言われる日々が始まる・・・嫌だな。誰にも言いたくない」
頭の中でぐるぐる・・・
女の子を育ててみたいという気持ちもありましたが、それ以上に周りに色々言われることの方が恐怖でした。
気持ちを一つ一つ丁寧に整理出来ればいいけど、一気に押し寄せてくる感情に対処できないこともある。とにかく泣きたい気持ちになることもある。そんな時は一旦泣く!!しっかり泣いて、気持ちを切り替えることも大切だと思っています。
車内でわーーーーーーーっと泣いたあと、一時的にスッキリしたので夫にも連絡。
男の子でした!
夫を女の子のお父さんにできなかったよー
紅一点ですな!
maruの取り合いに負けないようにしないと
またまた、この人と結婚してよかったなーと再認識。
心無い言葉への攻略法
次男妊娠中と同じように心無い言葉を投げかけられることは、もちろんありました。(むしろ現在もある笑)
その度にイライラ・落ち込むこともあるけど、この一言を心の中で唱えて聞き流すようにしています。
「この人、失礼な人だなーーーーー」
心無い言葉をかけてくる人って、無自覚なことが多いんですよね。多分、こっちの気持ちは考えてない。
そんな人に私の気持ちを揺さぶられること自体がもったいないということに気が付いたんです。
【失礼な人】という前提で関わることで「だってこの人失礼な人だもんな」という気持ちで対応できます。笑
最後に
性別希望があることは悪じゃない
妊娠は奇跡的なものだし、出産は命懸け。
性別で悩むなら産まなければいいという人もいるかもしれません。
でも一度きりの人生。確実に私の中には女の子を育ててみたかったという気持ちがあって、それを否定する必要もないのかなと思います。
理想の性別・希望の性別があることは悪いことじゃない。というか、思っちゃうものは仕方がない!!!!笑
大切なのは、その希望と違った時でも受け入れる覚悟・出産する覚悟も必要だということ。
妊娠・出産はスタートであって、ゴールじゃないから。
実際に私もいまだに「三男が女の子だったらどうだったかなー?」と思うこともありますが、その度に「そしたらこの子に会えなかったのか。三男と会えて良かったなー」としみじみ。
3兄弟だからこその仲の良さだったり、楽しさというのも絶対にあるし、可愛さもある!そんな風に感じられてる時点で、この子が生まれてきてくれて良かったな〜と思います。
この子達の母親になれて良かったなー✨
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